【書評】『読書の価値』を読んで考えた自分で本を選ぶ3つの方法

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概要

この本はミステリー小説「すべてがFになる」などでおなじみの作家森博嗣さんが自身の読書感について語ったエッセイです。今回は本書を読み、特に印象に残った点について書いていきます。

本は自分で選べ

この本を読んで特に印象に残った点は本は自分で選び、身銭を切って購入しなさいという点です。自分で選んだものでないと「読まされたもの」になってしまい、「読んだもの」ではなくなってしまうと筆者は述べています。また、身銭を切ることで選ぶ際の真剣さが異なってくるとも述べています。

私は割と本に対しては身銭を切る方でしたが、本の選び方に関してはあまり自分では選ばず、ブックガイドやランキング本、書評といったものをあてにして選んできました。しかも、最近は図書館の近くに引っ越したこともあり、身銭もあまり切らなくなってしまいました。

こうした背景もあり、私には本を自分で選び、身銭を切れという言葉が非常に刺さりました。

どのように本を選んだら良いのか

では、他者に影響されずに本を選ぶにはどのようにしたら良いのでしょうか。

私は書評も好きなので良く読みますし、SNSを開けばフォロワーさんから本の感想が流れてきます。仮に書店に足を運んだとしてもポップなどで勧めてきます。

このように、考えれば考えるほど他者に影響を受けることなく、本を選ぶことは難しいのではないかと思ってしまいます。それでもあえて、他者に影響を受けずに本を選ぶ方法をいくつか考えてみました。

ランダムに選ぶ

例えば、百科事典を用意し適当なページを開きます。そこで目に付いた単語を検索し本を選びます。百科事典が無いという方はwikipediaの記事をランダムに表示しても良いでしょう。

ランダムに表示するには http://ja.wikipedia.org/wiki/Special:Randompage と検索すればOKです。このURLをブックマークしておけばいつでもランダムにwikipediaを開くことができます。

目に付いた単語で本を検索するわけですが、検索にネットショップを利用してしまうと、レビューが目に付いてしまうので注意が必要でしょう。国立国会図書館の検索サイトを使うとレビューを目にすることはなくなります。

平積みではなく、棚差しの本から選ぶ

書店や図書館に足を運んでも、推したい本に対してはポップがあったり平積みにされていたりと様々な方法で売り込みをかけてきます。

そこで、棚差しになっている本から選ぶのです。そうすれば、バイアスを最小限にとどめることができるでしょう。自分があまり読んでこなかったジャンルの棚に向かうとよりバイアスがかかりにくくなります。

自分の課題や興味、知りたいことと向き合い選ぶ

これまでの方法はどちらかといえば偶然性により、他者からのバイアスがかからないようにしました。

しかし、結局のところ自分で選ぶには見出しの通り、自らと向き合うのが王道でしょう。その際はノートに書くなどして、アウトプットすることが重要です。

自分の中で整理がついたら書店や図書館に脚を運び、本を選ぶのです。外部の情報を遮断し、自分の内なる声と向き合う。そして、生じた課題や興味を元に本を選ぶ。当然のようで意外とできていない人が多いのではないかと思います。

おわりに

自分で選ぶための方法を考えてみましたが、こうして書き出してみると他者のバイアスがかからないようにするためには

  • ネットショップを使わない
  • 書店に足を運ぶ

の2点が重要なように感じました。

皆さんもどのように本を選んだら自分で選んだといえるのかを考えてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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